1950年に大阪で生まれた和田アキ子は、10代の頃からその圧倒的な歌唱力と日本人離れしたスケール感、そして独特のグルーヴで異彩を放っていた。当時、歌謡曲が主流だった日本の音楽シーンにおいて、本場のソウルミュージックを彷彿とさせる彼女のスタイルはまさに突風だった。
大手芸能プロダクションのホリプロに才能を見出されて上京した彼女は、1968年に『星空のブルース』でメジャーデビューを果たす。ダイナミックで感情豊かなボーカルは瞬く間に全国の音楽ファンを魅了し、一躍スターダムへと駆け上がった。芸能界でのキャリアは半世紀以上。重鎮となった今も、その胸には歌い手としての揺るぎない誇りが燃え続けている。