ネット上の情報や古いビジネス習慣を鵜呑みにして現地へ赴くと、思わぬ落とし穴にはまることがあります。ここでは現場取材で見えた典型的な誤解を是正します。
誤解①:「名刺を配りまくれば有益なコネクションができる」
かつては「展示会で名刺を100枚集める」ことが推奨された時代もありましたが、現在はブース側も名刺リーダーや二次元バーコード読み取りによる「リードスコアリング(見込み客の選別)」を即座に行っています。目的のない挨拶だけで配られた名刺は「非ターゲット」として分類され、有用なフォローアップは届きません。心理学的にも、返報性の原理を機能させるには「自社の具体的な課題や予算感を1分で端的に伝える対話」が必要です。
誤解②:「招待券を持っていなくても名刺2枚あれば当日入れる」
数年前まで一般的だった「名刺2枚を提出して入場バッジと引き換える」システムは、セキュリティ強化と感染症対策DXの観点からほぼ廃止されました。2026年現在は、スマートフォン上での事前登録画面の提示、または発行されたデジタル入場証(QRコード)の発券機スキャンが必須です。事前登録なしの飛び込み来場は、その場でスマホ入力を強いられるか、有料窓口へ誘導されることになります。