カルチャーとしてのフーディーの隆盛を語る上で、ストリートファッションの歴史を無視することはできない。ワークウェアやスポーツの現場で生まれたタフなスウェットシャツは、ニューヨークのアンダーグラウンドカルチャーを通過し、やがて都市のユニフォームとなった。
リバースウィーブ製法で耐久性と着心地の黄金比を確立したChampionの歴史的功績、そしてストリートの文脈をラグジュアリーの領域へと昇華させたSupremeの爆発的なムーブメント。さらに、裏原宿カルチャーの牽引者である藤原ヒロシが仕掛けたミニマルかつ洗練されたグラフィックアプローチは、今なお世界中のクリエイターに多大な影響を与え続けている。彼らが築き上げた「フードを被る美学」とグラフィックの力強さが、現代の若者たちにとっても魅力的な共通言語となっているのだ。