免疫システムは本来、体外から侵入したウイルスや細菌を排除するための防衛部衛です。関節リウマチの発症メカニズムに関する最新研究では、何らかのきっかけによって免疫細胞(T細胞やB細胞)が自らの滑膜組織を外敵と誤認し、TNF-αやインターロイキン-6(IL-6)などの炎症性サイトカインを大量に放出し続けることで、関節の破壊が進むことが明らかになっています。
ここで重要な要素となるのが、関節リウマチとストレスの関係です。精神的ストレスが極限に達すると、抗炎症作用を持つはずの副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌バランスが崩れ、体内の炎症反応を抑え込めなくなります。
すでに疾患を抱えている場合でも、強い精神的ストレスは病状の悪化や関節痛の増悪を直接引き起こします。「我慢強さ」や「完璧を求める姿勢」が、結果として生体内の炎症カスケードを加速させてしまう危険性を軽視してはなりません。