予告のインパクトがあまりに強烈なためギャグとして扱われがちですが、本編である第128話のデュエル内容は『遊☆戯☆王』全シリーズを通じても屈指の完成度を誇る屈指の名勝負です。
闇マリクが仕掛けた「闇のゲーム」は、モンスターが受けたダメージがそのままプレイヤーの肉体と精神を蝕む過酷なルールでした。闇マリクは最上級の神のカード「ラーの翼神竜」を召喚し、その特殊能力である「ゴッド・フェニックス」を発動。神の超高熱の炎に包まれた城之内は、常人であれば精神崩壊や即死に至るほどの激痛を受けます。
しかし、城之内は強靭な精神力で立ち上がり、意識朦朧となりながらも通常召喚の権利を行使して「鉄の騎士 ギア・フリード」をフィールドに召喚します。この時点で闇マリクの場にモンスターはおらず、ライフはわずか。城之内が「ギア・フリード、ダイレクトアタック!」と攻撃宣言を一言発するだけで、城之内の完全勝利が決まる局面でした。
相手の神の攻撃を耐え抜き、純粋なデュエルの実力で闇マリクを完全に詰ませた城之内。しかし、勝利を確信した闇マリクが恐怖に震える中、城之内は攻撃宣言を口にする直前で力尽き、そのまま意識を失ってグラウンドへと倒れ込みました。結果は「攻撃不能によるデュエル続行不可能」と判定され、闇マリクの辛勝という形で幕を閉じたのです。