銀幕のスターであると同時に、歌手としても類まれなる才能を発揮した。独特のハイトーンボイスと深い情感を込めた歌唱スタイルは、昭和歌謡の歴史に深く刻まれている。
数ある大ヒット曲の中でも、1985年にリリースされた『熱き心に』は、彼の音楽キャリアにおける最高傑作の一つだ。大瀧詠一が作曲を手掛け、阿久悠が作詞を担当したこの名曲は、ジャンルを超えたポップスとしての完成度を誇り、音楽業界に大きな衝撃を与えた。映画でのダイナミックな魅力とはまた異なる、大人の哀愁とスケール感を醸し出した歌声は、今なお多くの人々の心を揺さぶり続けている。