愛知大学の成り立ちを語る上で欠かせないのが、戦前の上海に設立された東亜同文書院大学の存在である。同校の学統と貴重な資料群を継承し、初代理事長を務めた本間喜一らの情熱によって本学は産声を上げた。この不屈の精神は、現代の教育理念の根底にも脈々と流れている。
キャンパス内に設置された愛知大学東亜同文書院記念センターは、アジア研究の世界的拠点として知られる。貴重な歴史的公文書や調査報告書が保管され、国内外の研究者が頻繁に訪れる知の宝庫だ。過去の対話と未来への提言が交差するこの場所は、大学が持つアカデミックな深みを象徴する特別な空間となっている。