どれほど高性能な下地やファンデーションを用意しても、土台となる肌の水分量が不足していれば、毛穴崩壊を食い止めることは不可能です。ここで重要になるのが、インナードライによる鼻のテカリ対策です。肌の内側が乾燥していると、角質層のバリア機能を補うために皮脂腺が過剰な皮脂を放出し、表層はベタつくのに内側はカラカラという「隠れ乾燥」状態に陥ります。
スキンケアによる鼻の油分水分バランス詳細まとめとして実践すべきは、朝のスキンケアの徹底的な「水分補給と油分コントロール」です。化粧水は手のひらでハンドプレスを最低2〜3回重ね、角質層の隅々まで水分を満たします。一方で、乳液やクリームの油分は小鼻の周りだけ最小限に抑えます。スキンケアの最後に、ティッシュを1枚に割いて薄くし、鼻周りを軽く押さえて「余剰な油分」をオフするステップが不可欠です。肌表面に油膜が残った状態でベースメイクを始めると、下地が定着せずにスリップする原因になります。
土台を整えた後の最重要ステップが、鼻のファンデが崩れないプロの塗り方です。現場で活躍するヘアメイクアップアーティストが口を揃えるのは、「鼻にファンデーションをしっかり塗ってはいけない」というセオリーです。
近年、プロの間で標準化しているのが鼻だけファンデを塗らないベースメイクの手法です。ファンデーションは顔の広い面(頬や額の中央)から塗り始め、ブラシやスポンジに残った「ごくわずかな残りかす(カス残量)」だけを鼻筋から小鼻へ垂直にタッピングしながら移していきます。鼻の皮膚の厚みに対してファンデーションの顔料が多すぎると、皮脂が分泌された瞬間に液状化してドロドロに崩れます。鼻にはファンデーションを置かず、毛穴補正下地とカラーコントロール下地、そして極薄のパウダーだけで仕上げるほうが、夕方になっても圧倒的に清潔感を維持できます。