鶏胸肉は痛風の落とし穴?プリン体含有量の真相と尿酸値を抑える食べ方

鶏胸肉は痛風の落とし穴?プリン体含有量の真相と尿酸値を抑える食べ方

鶏胸肉は痛風の落とし穴?プリン体含有量の真相と尿酸値を抑える食べ方とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

鶏肉の部位によってプリン体の数値にはどのような違いがあるのでしょうか。代表的な部位ごとのプリン体含有量(可食部100gあたり)を比較してみましょう。

・鶏ササミ:約153.9mg
・鶏胸肉(皮なし):約141.2mg
・鶏胸肉(皮つき):約122.3mg
・鶏もも肉(皮つき):約119.7mg
・鶏レバー:約312.2mg

意外なことに、より淡白でヘルシーとされる鶏ササミの方が鶏胸肉よりもプリン体含有量が高い傾向にあります。また、皮つきよりも皮なしの方が100gあたりの数値が高くなっています。これはなぜなのでしょうか。

プリン体は、あらゆる生物の細胞核に存在する「核酸(DNA・RNA)」の主成分です。つまり、細胞の密度が高い組織ほどプリン体が多く含まれるという生化学的な法則が存在します。脂肪分(皮や脂身)は細胞核を持たない脂質の塊であるため、脂肪が多い部位は100gあたりの細胞数が少なくなり、見かけ上のプリン体濃度は下がります。対照的に、高タンパクで脂質が削ぎ落とされたササミや皮なし鶏胸肉は、純粋な筋肉細胞がぎっしり詰まっているため、必然的にプリン体の濃度が高くなります。「脂質が低く筋肉密度が高い優良な肉ほど、プリン体比率も高くなる」というパラドックスを理解しておく必要があります。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。