純子さんの真の姿は、「華やかな女性」という側面に留まらない。彼女の本質は、息子の夢のために全てを捧げた「壮絶な勝負師の母」だ。貴景勝が小学生の頃、父・一男氏のスパルタ指導のもとで相撲に打ち込む中、純子さんは食事面からその体を支え続けた。
当時の佐藤家の食費は毎月30万円を超えていたと伝えられている。肉や魚を毎日大量に買い込み、バランスの取れた高タンパク・高カロリーな食事を早朝から準備する日々。体重が増えずに悩む息子に寄り添い、時には励まし、時には食事を残さず食べ切るまで見守った。現在の湊川親方を作り上げた肉体と強靭な精神力は、母の並々ならぬ献身と努力の賜物に他ならない。