私立音大への進学を検討する際、学費や将来の就職実績は保護者にとっても最大の関心事となる。施設設備維持費や個人レッスン料が含まれるため一定の費用はかかるが、充実した奨学金制度や特待生制度が用意されており、学びを諦めないためのサポート体制が整っている。
就職実績の面でも、オーケストラ団員や中・高の音楽教員にとどまらない多様さが見られる。近年特に評価を高めているのが、音楽を通じて心身の健康を支援する音楽療法の分野だ。医療機関や福祉施設でのニーズが高まる中、専門資格を取得した卒業生たちが社会の多様な現場で活躍の場を広げている。音大=演奏家一本槍という従来の固定概念を覆す、地に足のついたキャリア支援が結実している。