選手たちを一概に「センスがない」と断じるのは早計です。取材を通じて見えてくるのは、トップアスリートならではのプロ野球選手 体型 服装 悩みという極めて深刻な物理的制約です。
一般的な成人男性とプロ野球選手とでは、骨格や筋肉の付き方が根本から異なります。特にスラッガーや先発投手の身体は、140キロ以上の速球や強烈なスイングを支えるため、太もも周りが65cm以上、胸囲が110cmを超えることも珍しくありません。この規格外の肉体こそが、市販のファッションアイテムを取り入れる際、最大の障害となります。
一般的なアパレルブランドの服は、細身から標準体型のモデル体型を基準にカッティングされています。そのため、肩幅や太ももにサイズを合わせると胴回りや裾丈が余り、だらしない印象になってしまいます。逆にジャストフィットを狙うと、パツパツに張り詰めたピチピチスタイルになり、威圧感と不自然さが際立ってしまいます。
こうした身体的な制約から、伸縮性のある高級スウェットやオーバーサイズの海外ストリート系に頼ることになり、結果として「高価だが着こなせていない」という評価を下されてしまうケースが多いのです。