通信メガキャリア各社との給与比較はどのような構図になっているのか。ライバル関係にあるKDDI株式会社やソフトバンク株式会社との違いを検証すると、各社の経営戦略が報酬体系に色濃く反映されていることがわかる。
KDDIの平均年収は950万円前後に達し、近年はジョブ型人事の導入で優秀層への報酬引き上げを積極化している。対するソフトバンクは平均年収850万円前後だが、個人のインセンティブ比率やストックオプション付与など、ベンチャー気質の残る成果報酬型が際立つ。
これらに対しドコモは、突出した一発のインセンティブよりも「高水準な基本給+安定した賞与」という手堅いポートフォリオを構築している。激しい浮き沈みを避けつつ、着実に高年収を積み上げたい層にとって、ドコモの報酬設計は依然として高い安心感と競争力を誇る。