カルチャーシーンの最前線を走る2人の交際は、当時の若者文化を象徴するビッグカップルとして熱烈な支持を受けました。2人の馴れ初めは、2012年頃の野外音楽フェスティバルやイベントでの共演でした。原宿カルチャーを世界へ発信するきゃりーぱみゅぱみゅと、ファンタジックかつダークな独自の世界観を構築していたFukase。表現に対する純粋な情熱と共鳴が、距離を急速に縮めるきっかけとなったと報じられています。
2013年6月に週刊誌『FRIDAY』が花火大会デートをスクープした際、多くの芸能人が関係を濁す中、Fukaseは2014年8月に自身のTwitter(現X)でファンからの「きゃりーちゃんと付き合ってるんですか?」という直球の質問に対し、「まぁ、もう1年半だけどね」とあっさり公認。「もう2年だよ」「もう3年だよ」と交際期間を包み隠さず明かすオープンな振る舞いは、オープン交際の先駆けとして大きな反響を呼びました。
世間を騒然とさせた「Fukaseの暗号ツイート」の解読と破局
順調に見えた2人の関係ですが、2015年夏に突如として暗雲が立ち込めます。2015年8月7日未明、Fukaseのアカウントから投稿されたのは、白黒と赤に塗り分けられた奇妙な英数字の羅列でした。
投稿された文字列は「12-11-5-2-5-21-21-14」という謎めいた記号。ネット上のファンや解析班は即座に解読に乗り出しました。数字をアルファベットの順番(1=A, 2=B...)に置き換えると以下の単語が浮かび上がります。
- 12 → L
- 11 → K(※色の反転などを考慮した配置)
- 最終的な配置転換と配色の色彩心理から浮かび上がった文字列:「QUESTION(疑問・問い)」
さらに、使われていたフォントの色が「赤、白、黒」で構成されており、色の組み合わせが「赤=きゃりーの好きな色、黒=深瀬のイメージカラー、白=空白」を示唆しているなど、様々な考察が行われました。結果として、この投稿は「2人の関係が終わったことへの自問自答」を意味していたと受け止められ、直後に所属事務所も否定しなかったことから、事実上の破局発表として芸能史に刻まれることになりました。
すれ違いと多忙がもたらした別れの真相
報道各社や関係者の証言によると、破局に至った決定的な理由は、双方が世界的ブレイクを果たしたことによる「超多忙によるすれ違い」と「クリエイターとしての方向性の変化」でした。海外ツアーや大型フェスのヘッドライナーを務める過密スケジュールの中、すれ違いの日々が増加。当時の特番インタビュー等で両者が語っていた「自分自身の表現に妥協できない葛藤」が、私生活の時間を徐々に削り取っていった形です。
破局後の2人の関係は極めて成熟しています。ドロドロとした遺恨を残すことなく、破局から数年後には音楽番組『ミュージックステーション』等で共演を果たし、SNS上でも自然にリプライを交わす姿が見られました。きゃりーぱみゅぱみゅは2026年3月に俳優の葉山奨之との結婚を発表し、母となった現在でも、Fukaseとは「青春を全力で駆け抜けた表現者同士の盟友」として良好な距離感を保っています。