似鳥昭雄氏の家族構成を紐解くと、長年連れ添った妻・百代(ももよ)夫人、そして長男と長女の2人の子供からなる4人家族です。似鳥昭雄氏の家系図を辿れば、北海道での過酷な少年時代やヤミ米屋を営んでいた両親の壮絶な記憶が語られることが多いですが、自身が築いた核家族においては、ビジネスと家庭の境界線が極めて明確に引かれてきました。
妻の百代夫人は、ニトリの前身である「似鳥家具店」の創業期において、資金繰りや接客の最前線で似鳥氏を支え続けた最大の功労者として知られています。破天荒な発想で突き進む似鳥氏を陰で支え、倒産の危機を幾度も乗り越えた百代夫人の存在なくして現在のニトリはありません。しかし、会社が急成長を遂げて組織化が進むにつれ、夫人もまた経営の表舞台からは一歩引き、家庭を守る役割に専念しました。
「似鳥昭雄の子供は何人いるのか」という問いに対しては「1男1女」が事実であり、長女についても息子と同様、ニトリの本体経営や役員ポストには一切就いていません。創業家にありがちな「親族による取締役会の占領」を徹底的に排除した家族関係こそが、ニトリが近代的なコーポレートガバナンスを確立できた隠れた要因と言えます。