ネット上の情報や古い固定観念に基づく誤解のなかで、特に解くべき2つのポイントが存在します。
第1の誤解は、「高等専修学校を卒業しても大学受験資格が得られないのではないか」という懸念です。文部科学省の規定により、修業年限3年以上、総授業時数2,590時間以上などの要件を満たした指定専修学校高等課程の修了者には、大学入学資格が付与されます。同校は連携校を通じた高卒資格取得ルートも確立しているため、制度上、大学・短大・専門学校への進学資格において全日制高校と一切の差はありません。
第2の誤解は、「普通科の勉強を全くしないため、社会人基礎力が身につかない」という偏見です。実際には、国語・数学・英語といった基礎教養科目も連携授業として履修し、社会人としての一般常識やコミュニケーションスキルを培う授業がカリキュラム内に組み込まれています。「専門技術特化」と「基礎学力定着」のバランスを保ちながら学習が進む点が見落とされがちな盲点です。