笑い飯が世頭角を現した2000年代初頭、哲夫のビジュアルは相方の西田幸治とともに「長髪・無精髭・ノーネクタイ」という、どこかアングラで破天荒な漫才師の雰囲気をまとっていました。センター分けのストレート気味なロン毛は、型破りな「Wボケ」の漫才スタイルと完璧に調和し、当時の劇場シーンで異彩を放つアイコンとなっていたのは周知の事実です。
転機が訪れたのは2000年代後半でした。番組企画による一時的な丸刈り経験などを挟みつつ、30代を迎えた頃から徐々にサイドや襟足を短く整え始め、2010年にM-1グランプリで悲願の王座を獲得した時期には、すでにすっきりとしたショートヘアへと移行していました。その後、年齢を重ねるごとにサイドをタイトに刈り上げ、トップをグリースで撫でつける「大人の七三パートスタイル」を確立させ、現在に至ります。