疑惑を打ち消す客観的事実として、彼らが日本市場とカルチャーに対して注いできた熱量は無視できません。単なるビジネス上の配慮を超えたBIGBANGメンバーの日本愛や具体的なBIGBANG親日エピソードは、彼らのキャリアの随所に刻まれています。
特筆すべきは、ボーカルのD-LITE(テソン)が見せた徹底したローカライズです。彼は単身で日本の地方都市を巡るホールツアーを幾度も完走し、尾崎豊やJ-POPの名曲をカバーしたアルバムをリリースしました。当時の特番インタビューや自著・手記において、D-LITEは「日本の音楽が持つ繊細なメロディラインと歌詞の情緒に深く救われた」と生の告白を残しています。テレビ東京系のバラエティ番組等でも、日本の芸人と対等に渡り合うユーモアを披露し、多くの日本のお茶の間に受け入れられました。
また、SOL(テヤン)もプライベートで頻繁に日本を訪れ、日本の食文化やストリートファッション、現代アートを深く敬愛していることで知られています。日本のファンへ向けて直筆の手紙を日本語で綴り、東日本大震災の発生直後には、グループとして多額の義捐金を寄付しただけでなく、被災地を気遣うメッセージを迅速に発信しました。
「日韓を行き来するプレッシャーの中で、彼らは常に日本のファンを孤独にさせないよう腐心していた」というレコード会社プロモーターの証言通り、ビジネス上のリップサービスという枠組みを明らかに逸脱した行動が積み重ねられていたのです。