建国記念の日とは?なぜ2月11日なのか「の」が入る理由と歴史の真相

建国記念の日とは?なぜ2月11日なのか「の」が入る理由と歴史の真相

建国記念の日とは?なぜ2月11日なのか「の」が入る理由と歴史の真相について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

建国記念の日には、一般的にはあまり知られていない法的な特異点と、ネット上でしばしば見られる誤解が存在します。

盲点:祝日法の本文には「2月11日」と書かれていない

元日(1月1日)やこどもの日(5月5日)など、日本の祝日は原則として「祝日法」の第2条に具体的な月日が明記されています。しかし、建国記念の日だけは法律本文に日付が記載されていません。

法律上は「建国記念の日 政令で定める日」とだけ規定されています。これは前述の通り、国会での対立が激しく日付の合意が取れなかったため、日付の決定を内閣の「政令」に委任した結果です。その後、学者や有識者で構成された「建国記念日審議会」での答申を経て、佐藤栄作内閣が政令によって「2月11日」と定め、1967年(昭和42年)から適用されました。

誤解の是正:「紀元前660年2月11日に日本国が完成した」わけではない

歴史学・考古学の通説において、紀元前660年は縄文時代晩期から弥生時代初期に相当し、日本書紀に描かれるような統一国家が確立されていたとは考えられていません。日本書紀の年代設定は、中国の「辛酉(しんゆう)の年に大きな政治的変革が起きる」という讖緯(しんい)説に基づき、推古天皇の時代から遡って計算されたものと見なされています。

つまり、2月11日は「学術的な国家成立の日」ではなく、「日本という国が神話の時代から長く続いてきたという物語と伝統を象徴する日」として理解するのが正しい捉え方です。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。