デビューと同時にスターダムへと駆け上がったSALLYでしたが、1985年の暮れには活動休止状態となり、1986年に正式解散を発表しました。実質的な活動期間はわずか2年足らず。このあまりにも早すぎる幕引きの裏には、どのような理由があったのでしょうか。
SALLYの解散理由の真相として最も大きかったのは、制作側が求めた「アイドル的なパブリックイメージ」と、メンバー自身が目指していた「本格派ロック/ルーツミュージックへのこだわり」の間に生じた決定的な乖離です。
当時、熱狂的な黄色い歓声に包まれる過密なスケジュールの中で、メンバーは自分たちの真の音楽性を表現する場を模索していました。特にリーダーの杉山洋介やメインボーカルの加藤喜一らは、よりディープな音楽的探求を望んでおり、商業的な枠組みの中にとどまり続けることに強い葛藤を抱えていたとされています。妥協を許さないミュージシャンとしての誇りが、結果としてバンドの早期解散という決断へと繋がりました。