都庁の採用区分において、いわゆる「新キャリア組」と称されるのが1類A採用試験による入職者だ。
大学院修了者を対象としたこの区分は、当初から幹部候補としての育成が期待されている。一般的な1類B採用(大学卒業程度)と比べても、初期の配属や研修カリキュラムで優遇される場面が少なくない。昇進のスピード感にも差が生じやすく、上位役職への到達率は明白だ。
年収の推移を見てみよう。若手のうちは他の地方公務員と大きく変わらないが、30代後半で管理職層へ駆け上がると手当を含めて一気に跳ね上がる。責任の重さと引き換えに与えられる高い報酬。これが激務に耐えるモチベーションの一端となっている。