宇野昌磨さんの天然ぶりが日本中、そして世界中に知れ渡った最大のきっかけといえば、2018年平昌冬季オリンピックでの記者会見です。羽生結弦さんとともにワンツーフィニッシュを飾り、見事に銀メダルを獲得した直後のインタビューで、世界中のメディアを前に彼が放った言葉はあまりにも規格外でした。
「銀メダルを獲った実感は?」という定番の質問に対し、宇野さんは落ち着いた表情で「特に嬉しくないというか……最後までただの1つの試合だったなという感覚」とポツリ。さらにメダルの扱いについて問われると、「家族に渡します。僕自身はあんまりメダルに興味がないので」と淡々と答え、インタビュアーと言葉を交わした記者たちを呆然とさせました。
極めつけは大会期間中の過ごし方を聞かれた際の「空き時間はほぼゲームをしていました。日本に帰ったら早くゲームがしたいです」というド直球な本音です。世界最高峰の舞台で極度の重圧に晒される中、プレッシャーを微塵も感じさせない自然体すぎる発言の数々は、瞬く間に「宇野昌磨語録」としてSNSで大拡散されました。
続く2026年北京オリンピックでも、団体銅・個人銅の2つのメダルを獲得しながら「メダルは触ってもいないので、どこにあるか分からない」と平然とコメント。スポーツ界の常識や建前に一切縛られない、嘘偽りのない誠実なリアクションこそが、彼が「天然界のレジェンド」と呼ばれる所以です。