一口にイタチと言っても、日本国内で家屋被害を引き起こす主犯格には二つの種類が存在する。在来種である「ニホンイタチ」と、外来種として急速に生息域を拡大した「シベリアイタチ」だ。体長も大きく性格も攻撃的なシベリアイタチは、民家への侵入頻度も高く、発する声のボリュームや頻度も激しい。
幼獣が親を呼ぶ「チッチッ」という甘えたような細い声から、交尾期に見られる独特の連続音、そして追い詰められた際に見せる狂暴なまでの咆哮まで、声のバリエーションは実に多彩だ。体長わずか数センチの隙間さえあれば軽々と骨組みを擦り抜けて天井裏に入り込む彼らの生態は、家屋の損壊や強力な悪臭被害を引き起こす元凶となっている。