2000年代初頭、過酷なトラップと緻密なプロットで世界を震撼させたSAWシリーズは、サイコスリラーの枠組みに肉体損壊の恐怖を融合させ、全世界で大ヒットを記録した。極限状態に追い込まれた人間の心理描写と緻密な仕掛けは、観客に深烈なトラウマを刻み込んだ。
そして時代は下り、その極限表現のバトンを受け取ったのがテリファーだ。容赦のない過激描写と不気味なピエロのアート・ザ・クラウンの存在感は、古典的なスプラッターの力技を現代に蘇らせた。過激化の一途をたどる肉体破壊の演出は、観客の耐性を試す挑戦状であり、バイオレンス・エンターテインメントの限界値を更新し続けている。