松竹株式会社が誇る国民的コメディ映画『釣りバカ日誌』シリーズで、西田氏は愛嬌あふれるハマちゃん役を20年以上にわたって演じ抜いた。劇中でのコミカルな動きや軽妙な語り口は日本中に笑顔を届けたが、撮影の合間には体調管理に細心の注意を払っていたという。
後年にはテレビ朝日の大ヒット医療ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で、権力欲にまみれた病院長・蛭間重勝役を熱演。歩行が困難になり車椅子や椅子に座った状態での撮影が増えても、唯一無二の存在感とアドリブで画面を支配した。医療ドラマという舞台で医師や薬剤の描写に囲まれながら、自身も薬の服用を欠かさず現場を盛り上げ続けたエピソードは、プロ意識の高さを物語っている。