熊本市南区から東区へと抜ける浜線バイパスは、県内でも屈指の自動車ディーラー・中古車販売店がひしめく超激戦エリアである。競合他社がコンプライアンス遵守と透明性の高さを前面に打ち出して顧客を獲得する中、不祥事のレッテルを貼られた店舗が生き残る隙間は徐々に狭まっていた。
末期にはプライスダウンやキャンペーンを打つものの足元を見られる場面が増加し、週末でも展示場の人影は疎らだった。競合店の営業担当者は「客層が明らかに流れてきていた。浜線沿いでの勢力図はここ数年で完全に書き換わった」と冷ややかに振り返る。