実力派女優が多く所属するプロダクション「ヒラタオフィス」に在籍し、若手時代からその卓越した演技力で一目置かれていた多部未華子。十代のデビュー期は、黒髪ボブやナチュラルな素顔に近い姿が印象的で、飾らない純粋さが魅力の根幹にあった。当時の彼女は、等身大の少女としての愛らしさが際立ち、観客に親近感を与える存在だった。
しかし、年齢を重ねるにつれて彼女のビジュアルは洗練の度合いを深めていく。目元のメイクやリップカラーの選び方、髪型のリズミカルなアレンジによって、元々持っていたパーツの美しさが劇的に引き立つようになったのだ。「昔も可愛かったけれど、今の垢抜け方は本物」と評される理由は、流行を追うだけでなく、自分自身の魅力を知った上でのセルフプロデュース力にある。