『彼女はキレイだった』の面白さを決定づけたのは、主演の二人を取り巻く2ndリードキャストの異彩を放つ存在感だ。キム・シニョク役を演じたチェ・シウォン(SUPER JUNIOR)の演技は、まさにハマり役という言葉以外に見当たらない。つかみどころのない変人でありながら、ヒロインを誰よりも温かく見守る陰のヒーロー。彼の切なすぎる片思いとコミカルな変顔のギャップに、本気で胸を痛めたファンは少なくないはずだ。
そして、ヘジンの親友であり超絶スタイルの美女ハリを演じたコ・ジュニの魅惑的なスタイルと洗練されたファッションも、放送当時に大きなトレンドを生み出した。親友への罪悪感と恋心の間で葛藤するハリの繊細な表情は物語に立体感を与えた。ただの「ライバル役」に終わらせず、愛すべき登場人物として描き切った演出の手腕は見事としか言いようがない。