ネット上で激しく意見が分かれる「ニトリの高反発マットレスによる腰痛対策は本物か」という疑問。結論から言えば、選び方を誤れば腰痛を悪化させ、体重と厚みの適合を見極めれば優れた体圧分散を発揮するというのが取材とデータ分析から導かれた事実です。
腰痛悪化を訴えるユーザーの利用環境を調査すると、大半が「敷布団の下に敷く薄型(4〜6cm)」をフローリングに直置きして単体で使用しているケースでした。薄型ウレタンに成人男性(平均体重約65〜75kg)が横たわると、最も荷重がかかる臀部(全体の約44%の体重が集中)が完全に押し潰され、床の硬さをダイレクトに感じる「底つき感」が生じます。この状態では背骨のS字カーブが不自然に曲がり、腰椎周りの筋肉が緊張し続けるため、起床時の激しい痛みに繋がります。
一方で、厚さ10cmにおける底つき感の真相を検証すると、復元率95%以上・反発力140ニュートン以上のモデルであれば、体重70kg前後の体格でも骨盤が適度にホールドされ、沈み込みすぎない理想的な寝姿勢が維持できることが実証されています。腰痛対策としてニトリを検討する場合、価格の手頃さに惑わされず、物理的な「厚み」と「硬さ」を妥協しないことが成否の分かれ目となります。