ダイアナ妃の恋愛遍歴を紐解く上で避けて通れないのが、チャールズ皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズ(現王妃)の不倫関係です。1981年に20歳という若さで嫁いだダイアナ妃でしたが、新婚当初から夫の心はかつての恋人カミラに向けられたままでした。王室内での孤立無援、重度の過食嘔吐症、そして産後うつに苦しむ妃を支える者は誰一人いませんでした。
後年に公開された音声テープやインタビューにおいて、ダイアナ妃は当時の苦しみを赤裸々に告白しています。1995年のBBCの歴史的インタビュー番組『パノラマ』で語った「この結婚生活には3人が関わっていたので、少し混み合っていました」という言葉は、世界中に計り知れない衝撃を与えました。夫の不貞に対する絶望と反発が、ダイアナ妃を自らの幸せを求める独自の道へと向かわせ、1992年の別居、そして1996年8月の正式離婚へと突き動かしていったのです。