彼の原点を語る上で避けて通れないのが、フジテレビ時代に積み上げた輝かしい実績だ。看板ニュース番組『報道2001』で長年キャスターを務め、日曜朝の政治議論を茶の間に定着させた立役者である。硬派な取材姿勢と分かりやすい解説は、多くの視聴者の信頼を集めた。
単なるスタジオの進行役に留まらず、自ら現場へ飛び出すスタイルを崩さなかった。救急医療の崩壊や福祉問題に焦点を当てた政治ドキュメンタリーを制作し、数々の賞を受賞した功績は今も色あせない。マスメディアの最前線で社会構造の矛盾を突き続けていた報道番組の経験こそが、後の行政手腕の骨格を形成することになる。