『100万ドルの五稜星』最大のハイライトといえば、函館の夜景をバックにしたクライマックス、そしてエンディング後に明かされた工藤優作と黒羽盗一が双子の兄弟であるという衝撃の事実でした。
新一と快斗が実は従兄弟同士であったという原作20年来の超弩級の伏線回収。この事実を知った上で改めて『相思相愛』の歌詞を聴き直すと、単なる男女の恋愛感情を超えた、血脈や宿命を背負った者同士の「魂の結びつき」としての側面が浮かび上がってきます。
どれほど離れていても、立場が違っても、同じ空の下で互いを認識し合っている。映画のエンドロールでこの曲が流れた瞬間、劇場にいた観客が息を呑み、涙を流した理由は、こうした伏線と楽曲のテーマが見事に一致していたからに他なりません。