一部の週刊誌やネットメディアを騒がせているマツコ・デラックスの「番組降板説」。その引き金となったのは、過密なスケジュールと地上波特有の規制強化に対する葛藤だったとされる。
「これ以上、当たり障りのないコメントばかり求められるなら、自分の役割は終わっているのではないか」
番組関係者によれば、かつてマツコ・デラックスは周囲にそう漏らしていたという。アウトな人々の生き様を肯定し、世間の「普通」に一石を投じてきた自負があるからこそ、昨今のコンプライアンス順守の風潮に対する不完全燃焼感は否めなかった。しかし、それは決して番組からの撤退を意味するものではなかった。むしろ、よりエッジの効いた表現の場を追求するための「前向きな決断」への助助走に過ぎなかったのだ。