今大会最大の目玉と言えるのが、北陸の強豪から現れた最速157キロを誇る本格派右腕だ。しなやかなフォームから放たれる直球は、球速数字以上のホップ成分を誇り、高校生のバットを次々と空を切らせる。
「直球と分かっていても空振りが取れる。これはプロでも即戦力レベル」と、某球団のスカウト部長も唸る。高めに伸びるフォーシームだけでなく、140キロ台で手元で変化する高速スプリットとのコンビネーションはもはや圧倒的だ。甲子園の重圧がかかる場面でも顔色一つ変えずに空振りを奪うマウンドさばきは、大物感を強く漂わせている。