周囲わずか220メートル、水深約5メートル。この小規模な水溜まりがなぜ、これほどまでに人々を魅了するのか。その秘密は、摩周湖からの伏流水に潜んでいる。土壌という天然のフィルターを何十年もかけて通り抜けてきた水は、極限まで不純物が取り除かれ、高い透明度を誇る。
水中に射し込む太陽光のうち、波長の長い赤い光は吸収され、波長の短い青い光だけが散乱して目に届く。これが「青の正体」だ。しかし、季節や天候、日照角によってその色彩は刻一刻と変化する。コバルトブルーから深いエメラルド、時には透明に近い水色へと表情を変える様子は、まさに生き物そのものである。