知嗣氏のキャリアを語る上で欠かせないのが、かつてパナソニック株式会社(旧松下電器産業)に在職していたという経験である。日本の製造業を牽引する巨大グローバル企業で培った業務プロセス管理、広報・企画力、顧客志向の発想は、政治事務所の運営においても大きな強みとなった。
一般的な政界秘書は、最初から議員事務所に飛び込むか、地方政治の現場からステップアップするケースが多い。しかし知嗣氏のように、大企業の現場で予算管理やプロジェクト推進を経験した人材はきわめて貴重だ。事務所内の情報整理や各種陳情への迅速な対応、民間企業とのスムーズな対話能力には、パナソニック時代に磨いた手腕が色濃く反映されている。