ワンカルビがファミリー層から圧倒的な支持を受ける背景には、独自の綿密な価格戦略が存在する。小学生半額や未就学児無料にとどまらず、50代(ミドル)、60代(シニア)、70歳以上(シルバー)と、年代に応じて段階的に料金が安くなるシステムを採用しているのだ。
食が細くなりやすいシニア世代も「元が取れない」という遠慮を感じずに参加できるため、三世代揃っての親族の集まりや記念日利用のハードルが劇的に下がる。超高齢化社会を迎えた日本において、誰もが気兼ねなく上質な肉を囲める空間設計は、外食産業における一つの完成形を示している。