骨付鳥を120%楽しむためには、現地で受け継がれてきた「正しい食べ方の流儀」を知っておく必要があります。まず、熱々の骨付鳥が運ばれてきたら、骨の端に紙ナプキンを巻き、両手で豪快にかぶりつくのが基本です。立ち上る湯気とともにスパイスの香りが鼻腔を抜け、至福の瞬間が訪れます。
そして、絶対に外せないのが「おにぎり(むすび)」との組み合わせです。骨付鳥を注文すると、大半の店でおにぎりと生のキャベツが添えられます。皿の底にたまっている、ニンニクとスパイスが溶け込んだ黄金色の熱い鶏油におにぎりをドバッと浸して口へ運ぶ――。これこそが讃岐っ子が愛してやまない最高の食べ方です。
付け合わせの生キャベツも、単なる飾りではありません。キャベツを鶏油にディップして味わうのはもちろん、濃厚な脂とスパイスで満たされた舌をリセットする重要な口直し役を果たしています。冷えたビールやハイボールとの相性は言うまでもありません。