2000年代の埼玉西武ライオンズにおいて、背番号3を背負った男の輝きは圧倒的だった。高卒ドラフト5位で入団した叩き上げの逸材は、すぐにその非凡な打撃センスを開花させる。松井稼頭央のメジャー移籍に伴い遊撃手のレギュラーに定着すると、瞬く間にチームの顔へと躍り出た。
首位打者争いの常連となり、最高出塁率のタイトルを獲得。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表としても世界一の立役者となった。バットを極限まで立てて引きつけ、一振りに魂を込めるフォーム。球場全体の空気を一瞬で変える力を持っていた。