近年、高密度の集合住宅や完全室内飼育が一般化したことで、猫の行動様式にも顕著な変化が見られる。屋外で自由に狩りができないストレスや、変化の少ない室内環境に対する退屈しのぎとして、自己刺激的な「ひとり運動会」の頻度が増加しているとの指摘もある。
インテリアデザイナーでペット共生住宅を提案する長谷川美咲氏は、「キャットウォークの設置や立体的な移動空間の確保によって、この爆発的行動の質が変わる」と語る。十分に運動できるルートが確保されている環境では、猫はパニック状に走り回るのではなく、洗練されたアクロバティックな動きを楽しむ傾向が強いという。