このクラフト展開図の多くは、公式ウェブサイト内の「TOTOキッズ」コーナーで公開されている。元々は子どもたちに水回りの大切さや衛生環境への関心を持ってもらうための教育コンテンツとしてスタートした。しかし、その根底には創業者である大倉和親が掲げた「良品を世に送り、社会に貢献する」というモノづくりへの純粋な情熱が息づいている。
手先を動かしながら空間認識能力を育む知育玩具としての完成度は極めて高い。一枚の紙が折られ、接着されることで強固な立体へと変化していくプロセスは、子どもの工学的好奇心を強烈に刺激する。親子で机を並べ、試行錯誤しながら組み立てる体験は、デジタル画面の操作では得られない確かな手触りと達成感を残してくれる。