パイスラッシュを取り巻く議論で最も顕著なのが、男女間における認識の温度差です。
男性心理の観点から見ると、人間は直線(ストラップ)によって分割・囲い込みされた立体物に無意識に視線を誘導されるゲシュタルト心理学的な傾向を持っています。衣服のたるみがストラップで抑え込まれることで、バストの実際のサイズ以上の陰影とメリハリが生まれるため、「どうしても視線が吸い寄せられてしまう」「魅力的に見えてしまう」という声が多数を占めます。
対する女性側の反応は、その多くが極めて実務的です。「両手が空くから楽」「荷物の重さを分散させたい」「防犯上安心」といった機能性を最優先した結果に過ぎません。そのため、以下のような戸惑いや不快感を抱くケースも少なくありません。
「性的な目で見られていると知ってショックを受けた」「意識してやっていないのに、あざといと思われるのは理不尽」「夏場など薄着の季節は掛け方に気を使う」といった声が根強く、意図しないセクシャライズに対する自衛の意識が高まっています。