宿泊客の満足度を左右する最大の要素が、宿の代名詞ともいえるリブマックスリゾート加賀山代の客室露天風呂です。一般的に、客室に専用の露天風呂が付いたプランは高級旅館であれば1泊1室あたり5万〜10万円を超えることも珍しくありません。それを平日であれば1万円台という破格の水準で提供している点が、本施設最大のストロングポイントといえます。
客室テラスに設置された浴槽は信楽焼の陶器風呂などが中心で、24時間いつでも好きなタイミングで湯浴みを楽しめる環境が整っています。周囲の視線を遮るルーバーや目隠しが施されており、カップルや小さな子供連れのファミリー層からは「大浴場の混雑を気にせず、プライベートな空間で気兼ねなく温泉を堪能できた」と絶賛の声が集まります。
ベッドには同社標準のシモンズ製高級マットレスが採用されており、睡眠環境のクオリティに関しては高価格帯ホテルに引けを取りません。リブマックスリゾート加賀山代の部屋は和洋室を中心にゆとりある広さが確保されており、居住性自体は良好です。
ただし、現地宿泊記やレビューで散見される注意点として「建物の経年劣化」が挙げられます。本物件は既存の温泉旅館をリブランドオープンした再生物件であるため、水回りの設備やサッシ、バルコニーの床面などにどうしても昭和・平成期の面影や年季が残っています。「リノベーションされている部分は綺麗だが、共用廊下の空調やエレベーターの速度、ドアの建付けに古さを感じる」という声は事実であり、最新鋭のデザイナーズホテルと同等のピカピカな空間を思い描いていると落差を感じるポイントになります。
客室のアメニティに関しては、DHCブランドのスキンケアセットをはじめ、歯ブラシや髭剃りなど滞在に必要な基本アイテムは網羅されています。浴衣も複数種類から好みの柄を選べるコーナーがフロント付近に設けられており、実用面での不足はありません。