こうした若者の就業観の変化を後押ししているのが、経済メディアの変容だ。「東洋経済オンライン」が発信する詳細な就職実績データや企業分析データは、保護者世代の古い企業イメージを刷新し、実質的な企業体力を可視化することに大きく貢献している。
また、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」などでは、若手社会人や現役大学生による活発な議論が日常的に繰り広げられている。「どの会社に入るか」ではなく「その会社でどのようなスキルと市場価値を得られるか」という流動性を前提としたキャリア論が主流となりつつある。メディアを通じて一次情報や現場の生々しい声に触れた就活生たちは、もはや企業のPR動画やパンフレットの言葉をそのまま鵜呑みにすることはない。