1984年、かつてアイドルグループ「ずうとるび」のメンバーとして一世を風靡した山田隆夫が座布団運びに就任した。彼が選ばれた背景には、幼少期に『笑点』の「ちびっこ大喜利」で座布団を積み重ね、レコードデビューを勝ち取ったという強い縁があった。伝統ある落語の舞台に、元アイドルのコミカルなキャラクターが融合した瞬間である。
山田は回答者からの「山田くん」という呼びかけに対し、愛嬌あるリアクションや時に突き落とし芸を披露し、お茶の間の定番となった。しかし長年の放送の中で、ネット上では定期的に「山田隆夫の降板説」や「降板理由の噂」が囁かれることがある。体調不良説や司会者との不仲説、番組若返りによる交代劇など、さまざまな噂が駆け巡った。
真相を追うと、それらの多くは過剰な視聴者の推測や、番組内でのネタとしてのやり取りが一人歩きしたものに過ぎない。実際には日本テレビ放送網の番組制作陣からの絶大な信頼のもと、彼は第一線に立ち続けている。舞台から客席へ飛び出すようなダイナミックなアクションは、計算し尽くされたプロ意識の賜物だ。