スマブラSPにおいてシールド(ガード)は最も基本的な防御手段だ。しかし、ガノンドロフを前にした瞬間、その常識は脆くも崩れ去る。発生16フレームという、見てから反応するのが極めて困難な速度で繰り出されるガード不能の掴み。これが対戦相手の防御思考を完全に麻痺させる。
魔王の代名詞である強力なスマッシュ攻撃や空中ニュートラル攻撃(空N)を警戒すればするほど、相手プレイヤーは反射的にシールドを固めたくなる。その心理こそが最大の罠だ。シールドを張った相手の懐へ滑り込み、問答無用で「炎の獄約」を叩き込む。相手が掴みを恐れてジャンプで逃げようとすれば対空の空Nや空前が待ち構え、ステップで引こうとすればリーチの長いダッシュ攻撃が襲いかかる。
この二重三重のプレッシャーこそが、ガノンドロフというファイターの真の強みだ。横Bをちらつかせるだけで相手の立ち回りは窮屈になり、普段通りの差し返しができなくなる。技単体のダメージ以上に、相手の行動選択を極端に狭める副次効果が恐ろしい。