かつての地上波ゴールデンタイム放送全盛期と異なり、現在のRIZINはグローバルなPPV(ペーパービュー)プラットフォームが主戦場だ。これにより、試合順の決定には「時差」と「世界市場」という巨大な要因が割り込むようになった。特に北米や欧州の格闘技ファンに向けたライブ配信を行う場合、日本の夕方から夜にかけての興行時間は現地では早朝や深夜にあたる。
北米の格闘ファンが最も視聴しやすい時間帯に合わせて、注目カードや海外有名ファイターの試合を中盤以降の特定のタイムスロットに配置するケースが増えた。メインイベントが夜9時すぎに行われる裏には、世界規模の視聴者数を最大化するための国際的な時間計算が存在する。日本のファンが「なぜこのカードがこの位置に?」と首をかしげる時、そこにはグローバルビジネスの論理が動いている。