現在市販されている高所作業向けのはしごは、軽量性と耐久性を兼ね備えたアルミ製高所用はしごが主流です。主に「2連はしご」と「伸縮はしご(テレスコピック式)」の2タイプが存在し、用途や保管環境によって適した選択肢が分かれます。
2連はしごは、ロープや滑車を操作して2枚のはしごをスライド伸縮させる構造です。最長サイズは7m〜10m前後に達し、高い剛性と安定感を誇ります。強風や揺れに対しても強く、2階屋根の本格的な点検や外壁塗装など、長時間の作業には2連はしごが最も信頼性の高い選択となります。ただし、縮長時でも3.5m〜4.5m程度の長さがあるため、保管場所や運搬用の車両ルーフキャリアが必要です。
一方、筒状のパイプが段々に収縮する伸縮はしごは、収納時の長さが1m前後にまでコンパクトになる携帯性が最大の武器です。伸縮はしごの最長サイズとしては5m〜6.2m程度が市場の上限となっています。乗用車のトランクにも積載可能で保管場所を取りませんが、伸ばし切った状態では構造上どうしても「しなり(たわみ)」が生じやすくなります。2階の窓周りや1階屋根(下屋)へのアクセスには重宝しますが、6mを超える高所屋根への日常的なアクセスには慎重な判断が求められます。