ローカルな習慣に過ぎなかった喫茶サービスを、全国区の巨大ビジネスへと昇華させた立役者がいる。創業者の加藤太郎氏が1968年に創業した珈琲所コメダ珈琲店だ。「街のフランクなリビングルーム」をコンセプトに掲げ、木の温もりを感じる赤いソファと広々としたBOX席で独自の顧客体験を構築してきた。
現在では株式会社コメダホールディングスとして株式上場を果たし、国内のみならずアジア諸国へも出店を拡大。過度な効率化に走らず、顧客が心からくつろげる時間と空間を提供し続ける姿勢は、激化する日本の外食産業においても異彩を放っている。地方の一喫茶店から始まったストーリーは、いまやグローバル市場で評価されるプレミアムブランドへと結実した。