市場を牽引するトップランナー、株式会社バンダイの存在感は圧倒的だ。「ガシャポン」の商標を持つ同社は、IP(知的財産)の圧倒的な強みを活かした商品開発力でシーンを支配し続ける。その世界観をフィジカル空間で最大化しているのが、株式会社バンダイナムコアミューズメントが全国展開する「ガシャポンのデパート」だ。数千台規模の自販機が整然と並ぶ圧巻の空間は、単なる売り場を超えた観光地としての熱狂を生み出している。
一方、対抗馬となる株式会社タカラトミーアーツも「ガチャ」ブランドを掲げ、独自路線のユニークな企画力とアニメ連動アイテムで強力なファン層を形成する。主要メーカー各社が競い合うように都市部から地方中核都市へと大型専門店を増設した結果、街中の至る所に「カプセル自販機の壁」が現れる光景が日常となった。